不労所得で生きる

高配当株式投資の軌跡

第一興商の決算を深堀してみた

第一興商の決算内容を見てみる。

セグメント別
・カラオケ事業
これが本業の稼ぎ頭。カラオケ機器DAMを委託製造して全国のカラオケ店舗にリースまたは販売している。
前々期122億円
前期 136億円
+14億円(+11.6%)
期待したほど伸びていない印象ですがライバルがわずか1社でそれほど脅威となる存在ではないので安定した収益が望めます。

・飲食事業
ビックエコーの名前でカラオケ店舗を全国に展開している。他の企業との価格競争が激しい。苦戦している事業だ。
前々期 △113億円
前期 △5900万円
+112億円
かなり改善されたがまだ赤字です。ビックエコーは料金が高いです。最近特に料金を上げてます。高騰している光熱費などの価格転嫁実行中です。お客さんは一時的に離れるがサービス向上でどれだけ食い止めることができるかが勝負どころです。黒字まであとわずかだが厳しい戦いが続く。

・音楽ソフト
テレビのカラオケ番組制作部門や音楽CD販売など。
前々期 7900万円
前期 2億2800万円
+1億4800万円(+186%)
ここはおまけ程度の利益。ただし、テレビで流されるカラオケ番組の宣伝効果は絶大です。目に見える利益こそ少ないが世の中にカラオケDAMを認知させる大事な役割があります。

・その他
新たな収益源にしようと力をいれているのがパーキング事業です。
前々期 10億円
前期 16億円
+6億円(+57%)
まだこれからって感じですね。ここが今後どれだけ伸びるのか期待したい。目標50億円ぐらいかな。

ざっと見てきました。決算後の株価は-1.41%でした。サプライズなしの決算でもっと下がるかと思いましたが思ったより下がらなかったな。今後は自社株買いの買い支えもありヨコヨコしていく展開になると思います。